♪MARCUS MILLER / RENAISSANCE♪

【逃げてちゃダメだ】
そう、「逃げてちゃダメだ」、です。
どこぞのアニメのセリフではありません。ワタクシ自身のことです。
エレキベースというモノに初めて触れてから早や32年。途中20年間の休眠期はあったものの、「あなたの特技は?」と問われれば、「楽器(ベース)です」と答えてきた私・ヤセガエル。アマチュアのへっぽこな腕前とはいえ、それなりの自己満足は得てきたつもりでしたし、楽器を嗜む人間として、多くのアーティストや多くのアルバムを片っ端からつまみ食いしては、一般ピーポーの方々に偉そうな講釈を垂れてきたものでした。(このブログがソレです、うん)
ところがその中で、全く手を出さなかった、と申しましょうか、意図的に聴く事を避けてきたアーティストたちが存在したのです。
すなわち、ジャコ・パストリアス、ロン・カーター、スタンリー・クラーク。
さらに、ラリー・グラハム、タル・ウィルケンフェルド、エスペランサ・スポルディング。
そして、ヴィクター・ウッテンに、リチャード・ボナに、ルイス・ジョンソンに・・・・・
・・・つまりアレです。
ソロ・ベーシストとしてメシを食っておられるグレイトな方達のソレ。
『ベーシストのアルバム』を、私はずーーーーっと避けてきたのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・だってさぁ。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
ホレボレするほどカッコイイことが聴かなくてもすでに判っているのにどんなにガンバッても絶対にソレを弾けやしないという事実を突き付けられて喜ぶような性癖を私は持っていないものですから避けて通るという選択をせざるを得ない自分が可哀想だと思うのです音楽の神様はなんてイヂワルなんでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
つまりは逃げです、逃げ。
ずーーーーっと、彼らの音楽から、私は逃げてきたんですよね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ところが・・・。
私は偶然、逃げるどころか、吸い寄せられるようにその曲に出会ってしまったのです。
↓↓↓↓↓
ベース・レジェンドの随一、御大マーカス・ミラー氏の"I'll Be There"。
これを聴いて私は泣いてしまいました。
-------------------------------------
調べていくと、この"I'll Be There"が収録されたアルバム"Renaissance"は、震災に見舞われた我が日本と、その被災者たちへの応援メッセージが込められた作品である、と。
震災から僅か2ヶ月でチャリティ・コンサートを開き、多くのミュージッシャン達に向けて日本への支援を彼は呼びかけてくれたのだ、と。
“誕生を見つめよう 再生を 復興を”
“音楽には私たちを導く道がある 復興への道が”
そのジャケットに記されたメッセージが、私たちに向けられていることは疑いもない。これは括目して聴くべきであろうと。(?ヘンな日本語か?)
そう、
逃げてちゃダメだ、と。
そんなワケで、ワタクシ、ついにベーシストのアルバムを購入してしまいました。
レビューは・・・・次回のエントリーで自作音源と代えさせていただきます。
-----------------------------------------------
マーカスさん江。
やっぱ超カッコイイです。
貴方のベースを今コピっています。
左右の指が血だらけです。
ドモアリガト。

★★★★ 収録曲はコチラ↓ ★★★★
MARCUS MILLER
/ RENAISSANCE(2012)
01.Detroit
02.Redemption
03.February
04.Slippin' Into Darkness
05.Setembro(Brazilian Wedding Song)
06.Jekyll & Hyde
07.Interlude: Nocturnal Mist
08.Revelation
09.Mr.Clean
10.Gorée(Go-ray)
11.CEE-TEE-EYE
12.Tightrope
13.I'll Be There
★★★★★★★★★★★★★★★
ご来訪ありがとうございました!
血だらけで弾くぞ"Detroit"!
マーカスさんの偉大さに目覚めたワタクシへの
叱咤激励はコチラから!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


スポンサーサイト