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◆お城でGO!~お宝突撃!~◆

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“お宝”へ突撃してまいりました。

日本国のお宝・彦根城

本日のBGMは、ジャズ・シーンで活躍するベーシスト、SEKOU BUNCH(セクー・バンチ)のファンクチューン、"Sun Goddes"でGO!(下のプレーヤーの再生ボタンを押そう!)



さて、その彦根城。
国内に12城しか無い現存天守を有する城であり、国の“お宝”、すなわち国宝です。
ユル~い“お城マニア”であるワタクシにとっては、駅近で、整備の行き届いた、あまり体力を削られない有難いお城。また、ユルさにおいては全国でも有数のマスコット、『ひこにゃん』にも会えるということもあり、突撃してまいりましたですよ。

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『お城ツアーズ』主宰のロンブー淳さんが説く、「足軽目線でお城を見る」で行きましょう。
画像最下部の現在地から本丸、天守閣まで突撃です。が…名城とはいえ、しょせんは平山城。しかもお城が完成したのは徳川家の天下が盤石となった頃のものですから、その趣は、戦闘用の“要塞”というよりも”政庁”だべ?…と、タカをくくってました。上の案内図を見た時点では。

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中濠を渡る橋から見た城内入り口、『佐和口多門櫓』です。

・・・・・。

お城好きの方ならもうお判りでしょう。
“政庁”では決してない佇まいですわ、コレ。先頭に立って突撃したくない造りです。

まず、入り口から先が『コ』の字型になっている時点で、それは100%戦闘用の備え。曲がった所で渋滞した敵勢を三方から攻撃する典型的な戦国期の城門となっています。

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近づいて左手部分。江戸時代からの現存で重要文化財とのこと。

窓の下の、四角い穴や三角の穴は、いわゆる狭間(さま)ですね。この穴から寄手に向かって鉄砲をバンバン撃ちかけるワケです。政庁でないことは明白です。

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対して右側は1960年に復元された部分。

すでに戦争の無い時代に建てられたものなので控えめですが、やっぱり狭間がついてます。
世が世なら、前から撃たれ、左右から撃たれ、この時点で足軽であるワタクシは一回討死してますね。変わり果てた姿で。

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一回死んでしまったことは無かったコトにして、いよいよ城内へ突入。すると…長~い平屋の建物(馬屋)が広がっています。

実はコレ、非常に珍しいものだそうです。城内に往時のまま残存する馬屋は、全国でもココ、彦根城のものだけ。元禄年間に建てられ、その後、歴代の藩主たちの乗馬が繋がれていたとのこと。これもまた重要文化財に指定されています。

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あ、馬。

・・・・・。

・・・。

…ウーム、サスガはお殿様の馬。良く馴致されています。
見知らぬ人間を見ても全く動じるところがありません。

・・・・・。



ピクリともしません。

・・・・・。

・・・。



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レプリカでした。

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湾曲した姿が美しい内濠です。

この濠を越えればいよいよ彦根城の懐。一度死んだとはいえ胸が高まります。


「城攻めぢゃー!」





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あ。『本日のひこにゃん』。

どこにいるって??城内の彦根城博物館??

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いた。

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いた。でもレプリカ。っつーか2D。

3Dのひこにゃん登場にはまだ時間があるから、それまでに城を落としてしまいましょう。

ハイ、城攻め再開!!

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再び足軽目線です。

・・・・・。

「まっすぐ撮影しなよ」って言いました?

・・・・・。

してるんです、これでも。これでまっすぐなんです。
つまり、こういう形の階段なんです。城への一本道が。

攻め入った足軽同士、きっとこんな会話をするでしょう。

「お前、フラフラ走るなよ!ジャマくさい!」
「そりゃこっちのセリフだ!ジャマくさい!」

味方同士でフラフラしながら。『幻惑させる作りになっている』とも知らずに。


そしてさらに極悪なのは、一見すると緩やかに見えるこの階段。
一気に行ける!とばかりに駆け上がっていくと…。

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階段の様相がいつの間にか変化し、角度は増し、歩幅も合わなくなっていって、軍勢の足が鈍るように作られているのです。ここで寄手の軍勢がつっかえていると…。

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その先の櫓から好き放題に銃撃されて終了。私も二度目の討死(結構な階段だった)。

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二度死んだことを無かったコトにして前進。しかし、この時点で、おそらく突破した殆んどの足軽たちが、「本丸はどこ??」状態になっていると思われます。あるいはベテランの足軽なら、「あの橋を左か右へ行けば本丸だ」と思うかもしれません。

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前進して見上げれば、橋の右側に門扉を備えた櫓。左側には何も無し。…と、来れば、橋をくぐって左へ進み、さらに橋を渡れば本丸だろうと、ベテランの足軽さんは思うでしょう。

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橋をくぐって左を見た、の図。

やはり進撃ルートはここです。登るべし。もう何度か死んでいますが。

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登ってきた先には、やはり先ほど見上げた橋、そして櫓の門です。
重厚な櫓に堅牢な門扉があるということは、その先に大事なものがあるという証。進むべし。

ちなみにこの櫓は、『天秤櫓』。秀吉が築城した長浜城から移築された櫓で、左右対称の天秤のような美しい姿からその名を付けられた櫓です。日本広しと言えども、このような形状の櫓を持っているのはココ彦根城だけ。当然、重要文化財に指定されています。

ハイ、その天秤櫓へ渡る橋の件。実は仕掛けがあって、緊急時にはその橋を落とせる仕組みになっていたとのこと。ここまで登って来て橋を落とされたらたまったものではありません。「飛び移れ!」と言われて飛び移れる距離ではないし、「直接よじ登れ!」と言われても、

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この高さだもの。登ってる間に頭と背中から好き放題に攻撃されて終了です。『命がいくつあっても足りない』とはまさにこのこと。仕方がないから生き返るのはやめて、亡霊となって先へ進みましょうかね。

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櫓の扉をこじ開ければ「あとは天守まで一直線!」…とはなっておらず、またしても虎口になっています。明らかに、『どうしたら効率良く人を殺せるか』というテーマに沿って造られた建造物です。彦根城は。ですので亡霊となって門をくぐるぜ~。ひゅ~どろりん。

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『一直線に天守』どころか、またもや階段、そして迎撃し放題の城壁群。えげつない。
とにかく登って、登って、登って~…

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ついに最後の関門たる櫓が右手に見えてきました。見えてきましたが、生身の人間がココまで来れるとは思えませんワ、まぢで。

とにかく、下から進んでいくと展望が全く効かないんだもの。そして城方からは(あとで判明したんだけど)寄手の動向が丸分かりなんだもの。どちらかと言うと、城作りも城攻めも得意でなかった(野戦が得意だった)徳川氏が、このような織豊セオリーを彷彿とさせる縄張りをしていたとは意外でしたね。

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最後の門、『太鼓門櫓』。

かつて櫓の中に太鼓があって、その太鼓が城内へ響いていた(らしい)ということです。
この門は、長年、彦根寺の山門を移築してきたものだと信じられていたのですが、昭和31年から行われた解体修理の際、これは山門ではなくどこかの城の城門だったことが判明。その出所は未だナゾのままだそうな。そしてコレも重要文化財。彦根城ハンパないって。

-----------

そんなこんなで、ついに、というかやっと、本丸へ突入です。







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本丸、そして彦根城の天守です。

・・・・・。

なんつーか・・・。

・・・・・。


なんと可憐な天守でしょう。


・・・・・。

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連続して重なり合う破風。表情を纏う花頭窓。
繊細かつ無駄のない意匠ではありませんか。こういうのを“美”と言うのです。

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右側へ回って見ると可憐な天守が一変、重厚な印象を与える作りに。見る角度によってこれだけ表情の変わる天守も、また大変珍しいのではないでしょうか。

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今度は下から。

・・・・・。

うーむ。

・・・・・。

足軽目線でも見惚れてしまう造形美じゃないですか。


美しい…


いや、見惚れていたら即終了。知らぬ間に天守から鉄砲の銃弾を浴びて討死でございます。
実はこの天守、天守のどこから鉄砲を撃って来るのか、外からは確認不能な構造になっているんです。徹頭徹尾、『どうやって効率良く敵を殺すか』を追求した城なんです。どこの軍勢を“敵軍”として考えていたんでしょう…。

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天守の中へ突撃。しかしここでもワタクシ、カルチャーショックを受けました。
建造物の柱に、曲がった木材を組み合わせて使うという発想が無かったもんで。

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ご覧ください、この急峻な階段!この階段もまた、階上から切って落とせる構造になっているという…。天守にまで攻め込まれてもなお、まだ敵を討とうという決して折れない戦闘意欲を感じますね。足軽じゃなくて良かった…。

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最後は『殿様目線』。天守内です。

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南東の眺望は彦根の中心街方面。

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南西は、かつて信長さんの築いた安土城があった方角ですね。

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西側は、日本一の大きさを誇る琵琶湖。グレイト。

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北側の眺望。画像右側には石田三成が居城を置いた佐和山が見えますね。栄枯盛衰…。

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最後にもうひとつ天守の偉観を。

ハイ、実はこの天守、彦根城のオリジナルというワケではなく、京極氏の大津城の天守を移築したものだったりします。
これまでに登場した門・櫓・天守と、やたら移築が多い理由は、それだけ早く防備を整えて、来る(豊臣氏やその旧臣)との戦いに備えたかったということでしょう。エコ目的もあったでしょうけどね。

---------

そんなワケで今回の『国宝突撃』レポートいかがだったでしょうか。
最後までお付き合いいただきまして誠に感謝。

え?ひこにゃん?

もちろん会って来ましたよっと。


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★★★★★★★★★★★★★★

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テーマ : 歴史    ジャンル : 学問・文化・芸術

 

 


 

 

♪NELSON RANGELL / far away day♪

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【ジャケスルー厳禁の超好盤】

本日は結論から申し上げます。傑作アルバムです。

駄曲・捨て曲いっさいナシ。手抜き・出し惜しみ全くナシ。
ネルソン・ランジェルさんのディスコグラフィー史上、いや、スムースジャズ史上に残る傑作アルバムです、本作"far away day"は。

・・・・・。

…ええ、そうですよ。
スルーしてましたよ、15年間。
「傑作だ!」と認知したのは、つい先日のコトですよ。

なぜスルーしていたかって?
そりゃ皆さん、アレです。

・・・・・。

冒頭の濃ゆいジャケを敬遠してしまったと。
いわゆるジャケスルー状態だったんですよね。(もう一回貼ってみる)。

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2000年当時、スムースジャズと言えば、アダルティーで洒脱な音楽の代表格。楽曲そのものは無論のこと、その楽曲を収めたアルバムジャケットのデザインにも、各アーティスト、プロデューサー、レーベルの(お洒落な)コダワリが反映されていたものが多かったのです。
実際、ジャケデザが立っている作品は、それに比例するかのごとく中身の作り込みも丁寧だったりして、特に試聴不可の新規作品の良し悪しを見極める場合、「ジャケットがキテいるか?」というのがひとつの指標になっていたんですよね。あくまで私の主観ですが。

たとえば、ほぼ同時期のサクソフォニスト作品で例を挙げてみると…

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ドーデスカ。このコンセプチュアルでセンスの横溢するジャケデザ。
モチロンこれら4作品はいずれも名盤認定されている傑作。作品のクオリティーがジャケットのデザインにも反映された好例ですよね。

左上から、コーズさん、ユージさん。
下段へ行ってボニーさん、リチャエリさん。

そして…翻ってネルソン・ランジェルさん(何度でも出す)。












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手入れを放棄したボーボボの腕毛。
スタイリストを放棄した寝巻のような衣装。
(剃り跡で)蒼く染まるファニーフェイス。
何度も撮り直したであろうぎこちないスマイル。
「オラと勝負すっか?」的な意味不明なポーズ。
『実はカッコだけ』の似非サクソフォニストが置きそうな位置へ収まっているサックス。
空いたスペースへ適当にフォントを放り込んだようなアーティスト名とアルバムタイトル。

「デザイナー出てこいや」みたいな。

上に挙げた他の4作品と比較して、店頭で後れを取ること必至なジャケデザですよね。
私の中でも必然後れを取っておりました。

この曲に出会う前までは。



アルバムのオープニングを飾るナンバー"All 'n All"です。

ドーデスカ。ネトラジで偶然聴いちゃったんです。惚れましたよ。
サンボーン直系の爆発的なトーンと、緻密でテクニカルなフレージング。とめどなく溢れ出るロマンティックなメロディ。紛れもない“ランジェル節”がそこには在るのです。ボーボボボ。
フィリップス マルチグルーミング キット

そして気付いたら購入ボタンをクリックしてました。アルバムリリースから15年後のこと。
以前、ブログ上でお付き合いのあったクワガッタンさんのレビューも効いてましたかね。
ジャケスルーは良くない、と今更ながらに反省した次第。

--------

ハイ。もう一度申し上げます。



傑作アルバムです。



地元の飲み会の翌朝に同窓生から撮られた寝起き写真のようなジャケ画に騙されてはいけません。



上に挙げた楽曲以外にも、ハードなAメロとメロディアスなブリッジが好対照なClutch、EW&Fのスタンダードとして有名なReasons、マイケル・コリーナのスムースなアレンジの中でランジェルさんのソプラノサックスが舞うThe Gathering、故ジョー・サンプル氏の代表曲のカヴァー(ランジェルさんのフルート、ピッコロ大活躍の)Rainbow Seeker、十八番の“泣き”のフレーズが存在感を主張するA Soft Place To Fall、後にスムースジャズ界のスター街道を歩むことになるダレン・ランをフィーチュアしたOne Step Closer、およびThen I Knew等々、マルチ・ウインドプレイヤーとしての本領を発揮した、駄曲・捨て曲いっさいナシ、手抜き・出し惜しみ全くナシのスムースジャス史上に残る傑作アルバムとなっております。


★★★★★★★★★★


NELSON RANGELL
/ far away day(2000)


01.All 'n All
02.Clutch
03.Reasons
04.The Gathering
05.Rainbow Seeker
06.A Soft Place To Fall
07.One Step Closer
08.Welcome Home
09.Then I Knew
10.Far Away Day
11.Like No Tomorrow




★★★★★★★★★★★★★★

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PROFILE

ヤセガエル

Author:ヤセガエル
神奈川県在住の一般市民(♂)。このブログで、音楽記事、音楽機材、星空や夜景の話題をお届けいたします。

音楽は、主にスムースジャズを中心にオススメCDのレビューを。音楽機材は、趣味のDTM・DAW、ベース、ギター、サックス等を取り上げています。
流星群情報も定期的にUPしていますので参考にしてくださいね!

 
 
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