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◆Back to 1978◆


                  00 jolf

    ↑ コレをご覧になって、「うをををを~!コ、コレは!」と叫んだ方は、
    間違いなくオーバー40の、しかも限定された層の方々でしょう。

    先日、探し物をしようと屋根裏部屋を捜索していたら、奥の方から、
    色んな種類のこの“カード”が大量に出てきて、思わず捜索を打ち
    切って見入ってしまったのです。

    ご存じの方はご存じですね。そう、コレは、いわゆる“ベリカード
    (QSL、またはQSLカードとも。Verification Card のこと )。取得
    年は1978年。カード下部の印字にある通り、ニッポン放送が現在
    の周波数ではなく、1240kHz で放送していた頃のカードです。
    
    「…へぇ~、だからナニ?」という方。こんなコトを言うのもアレですが、
    そういう方は、早々に画面右上の×ボタンをクリックして、もっと有益な
    サイトへいらっしゃった方が良いかも。アナタにとってはこの記事…

    面白くもなんともない と思いますので。

    …と、いうワケで本日は、“探し物をしていたら思わぬモノを発見した”
    シリーズ!(そんなシリーズ無いぞ)
    「読んでやってもイイぞ」という奇特な方は、画像のブツと同様、1978
    年に社会現象を巻き起こした、あの大ヒット映画のテーマをバックに、
    しばしのお時間、雑記にお付き合いくださいまし。( ̄∀ ̄)/

           

                              -----------------------------

    さて、画像の“ベリカード”の件。
    コレが何か?と申しますと、放送局から視聴者に送られる“確認証”の
    ことなんですね。

    たとえば視聴者が、

    『○月○日○時、○○の周波数、場所は○○。こんな内容の放送を、こんな
    受信状態で視聴しました。これはそちらの放送局ですよね?』

    という内容のレポートを郵送すると、

    『それは間違いなくウチの局です。レポートどうもありがとう!』

    ってカンジで返信されてくるのがコレなんです。
    1978年当時は、インターネットはおろか、ファックスでさえ普及していな
    い時代ですから、放送局にとっては、こういった不特定エリアから寄せ
    られる受信レポートが、自局の電波コンディションを知る上で最も有効
    な資料となっていたんですね。

    また、視聴者にとっては、確認後に送られてくる、その放送局の特色や
    お国柄を反映したベリカードを得ることによって、様々な風俗や風景を
    知り、また未知の世界への知識欲をかき立てられたりしたワケです。
    (ネットの無かった時代だからね。お隣の県ですら別世界でしたから)

                   01 johr

    ↑ 雪祭りの雪像と、時計台の写真を交互に配置したこのカードは、
    北海道は札幌にある北海道放送から送られてきたものです。
    お隣りの県ですら別世界だった当時の私(神奈川在住)にとっては、
    北海道はほとんど外国でしたね(笑)。憧れたモンです。

    02 joir

    ↑ コールサインの部分に、日本三景の一つ、松島の写真を使用した、仙台
    ・東北放送のベリカード。美しいでしょう!当時小学生だった私は、このカ
    ードで“松島”という場所を知り、また日本三景というものを知りました。

    03 jomr

    ↑ 『金沢・浅野川~天神橋から卯辰山を望む』と、右下に書かれています。
    そしてこの水彩画の風景を、このカードの送られてきた8年後に、現地で見
    てきましたよ。そのまんまだった。感動しちゃったよ。!(((T∀T)))!
    ………あ。ちなみにコレ、石川県金沢市にある北陸放送のベリカードです。

                   04 jouf

    ↑ “イタセンパラ”という名の淡水魚が主役のベリカードは、ラジオ大阪の
    もの。裏面には、『絶滅したと思われていたが、(淀川)本流を離れた水
    たまりに生存していることが確認された』とあります。しかしながら、現在
    このイタセン君は絶滅危惧種に指定済み。明日のエコでは間に合わん!

                  05 rcc

    当時はあまり感じませんでしたが、失われつつありますね。こういった
    “ふるさとの風景”。この郷愁漂う絵画を前面に配したベリカードは、広
    島・中国放送のもの。描かれているのは、やはりというか尾道です。

    06 rkb

    ↑ “木うそ”という大宰府に伝わる郷土玩具らしいです。凧みたいなもの
    ですかね?それともコマみたいなもの??福岡のRKB毎日放送です。

                               -----------------------------

    ちなみに、上にあるベリカードは、全て1978年11月23日直前、つまり
    国内中波局の周波数が揃って大移動する直前のカードなんですね。
    そういった意味では、かつて国内の中波局が使用していた周波数が
    記載された、歴史的証拠とも言える有難~いモノかもしれません。

    そうそう。周波数ではなく、局名が変わったものもありますね。

                   07 tokyo fm

    ↑ コチラは現・TOKYO FM のベリカード。いかにもFMらしい、音楽をモチ
    ーフにしたPOPなデザインですね。今考えると、当時、関東のFM局は、
    NHK-FMと、このFM東京しか無かったような。局名変わったのはいつ?

                   08 jjy

    ↑ 一体どーやってレポートを書いたのか、全く思い出せないのがコレ。
    JJY 。なんたって番組内容が“時報”のみですから。プッとか、ポーン♪
    とか。しかも同じ周波数に別の時報局が複数あったりして、良くゲット
    できたな~とか感心します(感心してどうする)。あ。コレは短波局ね。

    09 tokyo volmet

    ↑ コレも一般の放送局ではありません。TOKYO VOLMET BROADCAST。
    空港や航空機(?)にお天気情報を発信している放送局です。コレも上と
    同じで、どこへどんなレポートを出したか覚えてません。鳥居がジャパニ
    ーズなカンジ。ボールペンで“N”が加筆されている所がポイントですね。

    10 kgei

    ↑ パッと見で「アメリカじゃん」と判断できるこのカードは、カリフォルニア州
    サンフランシスコから送られてきたKGEI のもの。全米チャートのヒット曲を
    バンバン流している…かと思いきや、宗教局だった事もあり、内容はかなり
    退屈…ではない、マジメ系だったような。日本語放送もありましたね。

                   11 hcjb

    ↑ 地球上では、日本へ最も遠くから届いていたかもしれない日本語
    放送。それはこのHCJB・アンデスの声でしょうか。
    南米はエクアドルの首都・キトから、ラテン色豊かなご当地音楽を
    バンバン流している…ワケではなく、ナゼか賛美歌がメイン……。
    キリスト教系の放送局でしたからねぇ。

    ちなみに同じ南米・アルゼンチンの放送局・RAEは、日本語放送を
    行っていながら、某局が某局に向けてノンストップで発射していた
    妨害電波のために、 「全く」と言っていいほど受信することができま
    せんでしたね。懐かし い伝説です。今、どうなっているのやら…。

    12 bbc

    ↑ ビッグ・ベンの鐘の音で始まる放送が印象的だった、英国ロンドンの
    BBC放送のベリカード。モチーフになっているのはロンドン市街にある
    “エロスの像”です。なんたらとかいう伯爵さんが、産業革命期に酷使
    されていた若者のために造ったという有難い像だそうです。
    
    13 abc

    ↑ 当時、海外の日本語放送で最も人気の高かった放送局はココでしょう。
    ラジオ・オーストラリア。番組のオープニングで流れるワルチング・マチル
    ダと、笑いカワセミの鳴き声を、ワクワクしながら聴いた方も多いはず。
    札幌雪祭りの中継を、オーストラリア経由で放送していましたね。

    14 rva

    ↑ フィリピン・マニラから放送していたラジオ・ベリタスのカードです。
    「絵葉書の使い回しじゃん!」とフンガイしつつも、その美しい風景に心を
    奪われた一枚。画像の山は何という山ですかね?“マニラ富士”??

    15 voi

    ↑ エスニック全開で、個人的に超お気に入りだった『インドネシアの声』の
    ベリカードです。日本では絶対にあり得ない文化が感じられる一枚。その
    後、バリ島に旅行するキッカケにもなりました。こんな人形、ありましたよ。

    16 r thailand

    ↑ あまり受信状況の良くなかった局から届いたベリカードは、やはり宝物
    でしたね。ラジオ・タイランドは難局でも珍局でもありませんでしたが、コ
    レが届くまでに2ヶ月くらいは待たされたんじゃないでしょうか。

    17 dw

    昔は周波数が違っていた、あるいは局名が違っていた、そしてそれよりも
    強烈に『国が違っていた』という例がコレ。ドイチェ・ヴェレ。今はドイツ。
    このカードが発行されていた当時は“西ドイツ”でした。冷戦でしたねぇ。

    18 r moscow

    ↑ 世界遺産・サマルカンド寺院の写真を題材にしたベリカードは、モスクワ
    放送のもの。この当時、ロシアは“ソヴィエト連邦”でした。写真のサマル
    カンドはソ連のものでしたが、今はロシアのものではありません。ロシア
    ではなくウズベキスタンの領土です。歴史を感じません??

                               -----------------------------

    そんなこんなで、大変マニアックなトピック満載でお送りした今回の記事
    はいかがでしたでしょうか。

    ・・・・・・・・・・。

    はぁ…そうですか。ドン引きですか。
    ありがとうございます。

    だから、「×ボタンを押してください」言ったのに。

    「まぁ、ヒマつぶしにはなったか?」という寛容な方は、最後に下をクリック
    してくださいませ。管理人が一方的に幸せになります。

                  ★★★★★★★★★★★★★★★★
             
  
                       ご訪問ありがとうございました!
      
                    熱き“BCL道”を共に歩んだ皆様、  
                あなたの応援クリックが管理人を救います。

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Comments
いわゆるBCL?
私も何枚か持ってました。生まれて初めて、貯金を使って買ったのが、短波も聴けるラジオでした。
当時は、やれ英語だの、英会話だの…と父を説得したのを覚えています。結局、友達と数名で、庭にテントを張って、深夜放送を聴いて喜んでいました。
あー懐かしい…いやーかぶりますねぇ~蓬堂でした。
ヤセガエルさん、こんばんは!

いや~まったく分かりません(笑)
その存在すらも知らなかった"ベリカード"。
こういった楽しみがあったんですね。
とても興味深く、まるで「タモリ倶楽部」を観ているかのような感覚で読んでしまいました♪こういった話が大好きです!

後半の海外モノ。
これらには正直、圧倒されました。
海外のラジオを受信して、その局のカードが送られてくるなんて、素晴らしいことじゃないですか!!今では絶対に得られない感動ですよね。

便利になった分、僕らは苦労して手にする感動を失ってしまったのかもしれません。
To 蓬堂さん
蓬堂さんコンバンハ!(・∀・)
コメントありがとうでおま。

それです。いわゆるBCLです。
こんなマニアックなトピックで、ミスター蓬堂が
釣れる(?)とは思わなんだ。奇遇ですねぇ。

私の当時の愛機はナショナルのRF-2200。
『直ダイメカ』のキャッチコピーで一世を風靡し
た伝説の名機ですね。
ソニーのスカイセンサーとか、日立のサージラ
ムとか、八重洲、ドレーク等々、当時、秋葉原
の電気街の主役は、これらBCLラジオでした。

私も深夜放送は聴きまくりましたよ!
ミスター蓬堂は、土曜の深夜(放送)組かな?
中島みゆき、所ジョージ、タモリ、ビートたけし
…金曜のパーソナリティは誰だったかなぁ…?
懐かしいッス。( ̄∀ ̄)
To ひさしさん
ひさしさん!ビックリです!
コメントありがとうございます♪(・∀・)

まさか、ひさしさんのようなお若い方から、
レスポンスがあろうとは。( ゜∀゜)

実は、この“ ラジオ放送を楽しむ ”とか、
“ベリカードを集める”という趣味は、BCL
と呼ばれていて、70年代末期に大変な
ブームとなっていたんですよ。
80年代に入ってから、テレビゲーム(…っ
て言われてました)や、パソコンの前身と
なるマイコンの登場とともに急速に熱を失
いましたが、最近、密かに再ブームの兆し
があるようで、個人的に注目しています。

いや…タモリ倶楽部みたいだ。ホント(笑)

ひさしさんが仰るように、海外の放送局から
送られてくる返信はココロ踊るものがありま
したよ!
郵便屋さんのバイクの音が近づ いて来て、
自宅のポストで物音がするとスッとんで行き
ましたから。
そして、そこにエアメールを発見すると、もう
感動の嵐でしたね。

…って、マニア道まっしぐらじゃないの。(苦笑)
ひさしさんは真似しない方がイイかも。
女性には理解されない世界だし。(´∀`)
あやや…BINGO!
ジャイロアンテナですね。思いっきりかぶっているじゃないですか。あの「うま○棒」みたいなアンテナで微調整したり、ピーという音を探りながら周波数をぴったり合わせたりを、この手でやってみたくて、私も買ってしまった口です。(^◇^;)> イヤァ~ぼくのあのラジオは一体どこにいってしまったんだr…蓬堂でした。
To 蓬堂さん
蓬堂さん、コンバンハ♪
ようこそいらっしゃいましたでおま。

なんということ!BINGOでしたか!
ジャイロアンテナ!あの回した時のカチカチ音が
スペシャルな感じだったんですよねぇ。

「ピーという音を探りながら…」って、それは、
本体真ん中に付いている、3つのスイッチの一番
右側でダイアルを固定して直読するアレのことで
すね??懐かしいっす…。( ̄ー ̄)

私は、このラジオ、20年くらい前、引越しする時に
廃棄処分にしてしまいました。
今思えば、調子が悪い所もあったにせよ、保管し
とけば良かったと思います。

最近、また“BCL本”が出版されているようですよ。
ネットで検索すると、思わず目頭がアツくなるサ
イトもあるので、蓬堂さんもゼヒご訪問あれ。
(・∀・)/


 

 

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ヤセガエル

Author:ヤセガエル
神奈川県在住の一般市民(♂)。このブログで、音楽記事、音楽機材、星空や夜景の話題をお届けいたします。

音楽は、主にスムースジャズを中心にオススメCDのレビューを。音楽機材は、趣味のDTM・DAW、ベース、ギター、サックス等を取り上げています。
流星群情報も定期的にUPしていますので参考にしてくださいね!

 
 
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