■BoneyFrog Blog■

 

 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 

 


 

 

♪JOURNEY / Raised on Radio♪

raised on radio 00

【Switch on Your Radio ! 】


「ねぇ~。ヤセくんって、普段どんな音楽聴いてるの?」
「…ん?音楽?…最近だと、やっぱマイルスかな」

・・・・・・

遡ること23年。1986年、成人を前にした私・ヤセガエルは、今思えば激しく恥ずかしい大カン違いをしていたものです。

世はバブル全盛。スーツはアルマーニ。クルマはBMW。オメガにあらずば時計にあらず、マハラジャのVIPルームに入れないヤツは六本木でナンパする資格は無し。目指すはカタカナ職業(ああ恥ずかしい)。 そんな物質文化・肩書き文化偏重の時勢の中で、その一つ一つを手に入れた男こそが“最高にカッコイイ男”だと考え、さらに、そこへ到達しようと必死になっていたのですから。

80年代は“多様化の時代”などと言われることも多いのですが、こと若者の“価値観”について言及するなら、それは“画一化の時代”でした。
自分の求めているものより、多くの人間が求めているものをより強く欲求し、それは多くの場合、“富”とか“格”といった、子供でも解るような価値観の中でのみ判断されていたような気がします。

私も同様、たとえば、当時六本木で、6畳くらいはありそうなメルセデスと、ファミリアの二台どちらか選べと言われたら、迷わず前者を選択したに違いありません。ヒトとモノが溢れかえった六本木の道路を軽快に走れるのは、明らかに後者であるにもかかわらず、です。

そのほうが、格上だから、という価値観で。

音楽ひとつ採ってもそう。
女性から「いつもどんなの聴いてるの?」と質問されれば、「普段マイルス、時々ユーロビート」と答えるのが模範解答で、間違っても「聖飢魔Ⅱ」とか、「おニャン子クラブ」とか答えてはいけなかったのです。元来、音楽の中に“格”というものは存在しないし、本質的にはマイルス・デイヴィスも、デーモン小暮閣下も、満里奈もゆうゆも、個人の価値観においては同質のモノだったはずなのに。

実際この時期は、私自身、完全に自分を見失い、世間的な価値観と自分のそれをすり合わせる事に必死でしたね。高校時代には浴びる程聴いたROCKやPOPSも、この頃にはすっかり“押入れの中の音楽”という有様。取って代わったのは、難解で良さが実感できないモードジャズと、延々と同じビートが繰り返されるユーロビート。それが「好きか?」と訊かれれば、「好きになっておけば都合が良いから」としか答えられなかったでしょうから、コレはもう音楽に対する冒涜以外の何物でもありませんね。

でも仕方ない。当時の私の価値観では、
『ROCK は子供の音楽で、ジャズは大人の音楽』
そのほうが、格上だから、というカン違いをしていたんだもの。

・・・・・・

ところがこの年の夏。この一枚のアルバムが私の価値観を覆しました。

JOURNEY / Raised on Radio

このアルバムを聴き、この作品のコンセプトを知った時、私の中の小さな19歳の価値観は、見事に、アッサリと、吹き飛んでしまったのです。



『ラジオのスイッチを入れろよ。
そこから流れて来る音こそが本物なのさ』 

そんなメッセージがこのアルバムから発せられた1986年。日本がバブル景気で浮かれていた頃、アメリカではMTVを主戦場としたPV合戦がピークを迎えていました。

ところが、実はこのPV ブーム。見た目の華やかさとは裏腹に、当時のアーティストにとっては大変な足枷となっていたのです。
どれほど素晴らしい楽曲であっても、どれだけ実力を持ったアーティストだったとしても、それを認めてもらうためには、楽曲製作以上の労力を費やしたプロモーション・ビデオを用意せねばならず、似合いもしない化粧をムリヤリ施された男性アーティストや、必要以上に肌を露出させられた女性アーティストが、目も当てられない芝居をさせられて、ようやくセールスのスタート地点に辿り着けるという有様。挙句の果てに、「こんなPVを作りたいから、そのための曲を書け」などという本末転倒なレーベルも現れ、アーティストもまた、過去に例の無いストレスと迷いの中でもがいていたのです。

そこに「NO!」を突きつけたのがこの"Raised on Radio"でした。

"Escape""Frontiers"でアメリカのロックバンド史上最大級の成功を収めたジャーニーが、リズム体のメンバー(ロス・ヴァロリー、スティーヴ・スミス)の脱退による解散の危機を乗り越えて発表したこの作品は、しごくシンプルで、当たり前のコンセプトとメッセージを携えていました。

「オレ達の音楽を導いたのは、ラジオとDJ、そしてLIVEだぜ!」

アルマーニ(もどきw)のスーツを買うためにアルバイトをしていたレストランの有線で、"Be Good to Yourself"を、そしてそれを熱唱するスティーヴ・ペリーの声を聴いた時、私はそこに強烈なメッセージを感じ取ったのです。別なカタチで。

"Be good to yourself when, nobody else will ....."
(お前の好きなようにやればいいのさ。他人の事なんか気にするな!)

魂が炸裂するスティーヴ・ペリーのヴォーカル。
炎のように熱く激しいニール・ショーンのギター。
鮮烈でエモーショナルなジョナサン・ケインのピアノ。

「うん。好きだった。たぶんマイルスよりも、ずっと」

・・・・・・・

アルバイトで得た報酬は、アルマーニ(もどきw)のスーツではなく、このアルバム(アナログ盤)と、おニャン子クラブのコンサート・チケットに投資され、私は私らしさを取り戻しました。

そうです。自分を一番知っているのは自分。
偽って得たものこそ偽り。
誤魔化せるはずがなかったのです。

・・・・・・

そしてこのRadio。
MTVが世界を牛耳っていたのも今は昔。ジャーニーが提唱した原点回帰のテーマは、23年後の今日、新たなカタチで脚光を浴びています。インターネット・ラジオ。音楽配信という形で。

そうだよねぇ。音楽は“聴くモノ”だもんねぇ。
いや、ありがとう!ジャーニー。私を目覚めさせてくれて。
ですからワタクシ、今では胸を張って宣言することが出来るよ。

ボニー・ジェイムスと同じくらい、AKB48 が好きだと。

raised on radio 01

★★
★★ 収録曲はコチラ ★★★★


0
1.Girl Can't Help It             
02
.Positive Touch
03.Suzanne
04.Be Good to Yourself
05.Onece You Love Somebody
0
6.Happy to Give
07.Raised on Radio
0
8.I'll Be Alright Without You

09.It Could Have Been You
10.The Eyes of A Woman
11.Why Can't This Night Go on Forever




★★★★★★★★★★★★★★★

ご訪問ありがとうございました!
「やっぱりジャーニーは最高だ!」というロックファンの皆様。
その熱い思いは下記まで。
↓↓↓↓↓↓↓

人気ブログランキングへblogram投票ボタン

スポンサーサイト

テーマ : 80年代洋楽    ジャンル : 音楽

 

 



Comments
ヤセガエルさん、こんばんは!
バブルのお話、当時のマイルスのポジション、すごく興味深かったですし、
リアルな表現がすごく読みごたえがありました!
ジャズがオシャレ・アイテムの1つだったんですね~・・・
今も、そんな雰囲気でBarで語っている人、結構いますよ!

マイルスって難しいですよね。
正直、同じCDを聴いているのに、聴くたびに難解で意味不明になっていく気がします。
モードよりフリーに近くなっていくあたりは、もうお手上げです(笑)

ちなみに僕のバブルの思い出は「お年玉」!
90年代に入って、徐々に減っていくのが悲しかったです・・・
ヤセガエルさん 連日失礼します
遠慮無く下の音楽ファイル頂きました <(_ _)>

そうそうw
自分は BMW⇒AUDI オメガ⇒ロレックス アルマーニ⇒エンポリオでしたけど間違いなくバブッてましたね(恥
個人的には横浜新山下の”ベイサイドクラブ”が好きでしたが、十番のマハラジャもサークルの仲間と貸切でダンパ開いたり・・・・・
あと当時の彼女が超バブリーだったので、誕生日は”赤プリ”予約して、プレゼントは”ティファニーのゴールド”とか、ユニ○ロでなるべく長く着れそうな服を選んで買っている今では考えられない生活してました。 (;´Д`)

ちなみに今の自分は、ボニー君と同じ位フカキョンが好きです(ちょっと違うかw
To ひさしさん
ひさしさん、コンバンハ!(・∀・)
先程ちょうど、ひさしさんのブログにコメントを
入れさせていただいたところです。シンクロだ!

で。当時の雰囲気おわかりいただけましたかね。
まぁ、ある意味日本中がカン違いしていた時期だ
ったのかもしれません。

私が通っていた大学でも、「今からパーティー?」
みたいなド派手な格好で、学食の『B定食』食べ
てたりして。(それが普段着だったんだもの)
今、あの頃の映像を観ると、イタくてサムくて死に
たくなりますから(笑)。

BarでJAZZを語っているという方は、「私は君ら
とは人生の深さが違うんだ」なんて思っておられ
るかもしれませんね。
もしそんな方なら放っておきましょう。
単なる深酒のヒトだと思います。

マイルスはもう一度聴き込んでみようかな?
フラットな立場で。
新たな発見があるかもしれませんね!(・∀・)
To kickさん
kickさん、いらっしゃいませ!(・∀・)
コメントありがとうございます♪

…ああ、同世代だ(笑)。
でも、私の場合、彼女へのプレゼントはティ
ファニーじゃなくて4℃だったから、kickさんの
方が『格上』だ(苦笑)。

しかし、本当に、あの頃はなぜあんな唯物的
価値観に支配されていたのか不思議でなりま
せんね。
10人集まれば10通りの価値観があったはず
なのに。
お金はあったけど、幸せじゃなかったなァ……
なんて思ったりして。

なるほど。今はユ○クロですか。
…『同格』だ!(苦笑)

でもって、それはそれなりに幸せだったりして。
そろそろ秋物見に行かなきゃですね。


 

 

Leave a comment

 

 


 
« 06 2017 »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

Archive  RSS

 
 
COUNTER
 
 
 
 
MONTHLY ARCHIVES
 
 
 
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
Boney's Selection
 
 
PROFILE

ヤセガエル

Author:ヤセガエル
神奈川県在住の一般市民(♂)。このブログで、音楽記事、音楽機材、星空や夜景の話題をお届けいたします。

音楽は、主にスムースジャズを中心にオススメCDのレビューを。音楽機材は、趣味のDTM・DAW、ベース、ギター、サックス等を取り上げています。
流星群情報も定期的にUPしていますので参考にしてくださいね!

 
 
Thanx for your support
 
 
QR CODE
QR
 
This blog best viewed with Google Chrome/Firefox6/Opera11 or later.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。