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♪CHUCK LOEB / THE MUSIC INSIDE♪

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【ジェントル&スムース・ジャイアント!】


『ジェントル・ジャイアント(優しい巨人)』。

三代目のギタリストとしてチャックを呼んだフォープレイのメンバー達は、彼の人となりをそんな風に表現しています。『ジェントル・ジャイアント』。

今月号(2月号かな??)のジャズライフ誌には、昨年、新作を手土産に来日を果たしたフォープレイのインタビュー記事が掲載されており、バンドの近況や新作の聴きどころ、そして、フォープレイの新ギターリストとして迎えられたチャックさんについての話題が多く語られていて、非常に興味をそそられる内容でした。お読みになった方も多いかもしれませんね。

「メンバーの皆さんは、なぜチャックさんを選んだのですか?」という質問に対して、「他の候補者たちがみんな忙しくて、チャックしかスケジュールが空いてなかったんだ」とか、「チャック君は14番目の候補者だよ」とか、他のメンバー達からさんざんイジられてるところが面白い。それに対してチャックさんが、「それで13番目の候補者はバークリーの学生で、課題が忙しくて断られたって言うんだろう?」なんて返してる所も素敵です。(ちなみにチャックさんはバークリー中退組。意外ね)

まぁ、実際は14番目どころか、元々ラリーさん在籍時代、緊急の代役を引き受けていたり(実際は実現せず)、また、新ギターリストの必要条件として『アンサンブルを大切にし、トップレベルのソング・ライティング能力とプロデュース能力を有する、リーやラリーに匹敵するスキルとミュージシャン・シップを持ったギタリスト』という無茶苦茶なバンドの要求を満たした、ほとんど唯一のギターリストだったワケで、チャックさん加入の後、「やっぱりチャックで正解だったね!」と大満足のメンバーたちが語ったチャック評が、その『ジェントル・ジャイアント』だったのです。セオリーを重視した堅実なギタープレイや、他のメンバーとの距離感に心を配る、チャックさんの『ジェントルな』姿勢を評価したものでしょう。

tmi01.jpg

かたや『スムース・ジャイアント』。

これはフォープレイのメンバー評ではなく、おそらく多くのスムースジャズ・ファンが下しておられるであろうチャック評。キモの部分ですね。
すなわち、R&Bのモードを基調とし、ジャズの手法に則った表現と、明解な起承転結を有する楽曲を創造する能力。この能力が洗練・熟練されていればいる程、作品はより『スムース』になっていくワケで、その度合の極まった最前線で(生真面目にw)活躍しているのがチャックさんなのです。

で、この『スムース』な部分は、フォープレイの前任者であるラリーさんや、前々任者であるリーさんの個性とも異なる種類のものであり、次世代へと向かうフォープレイに最も求められたサウンドでもあったワケです。
で、やっと結論ですが(笑)、そのチャックさんのスムース・サウンドが確立したのが、本日ご紹介するアルバム"The Music Inside"なのではないかと、私・ヤセガエルは感じております。完全な主観ではありますが。



上のプレーヤーをクリックされた方は納得していただけるでしょうか。
『R&Bのモードを基調とし、ジャズの手法に則った表現と、明解な起承転結を有する楽曲』でしょう?加えて言うなら、音数が多いにも関わらずソリッドで3Dでしょう?そしてギターはセオリー重視でクラシカル。それ以前の作品では、こういった『スムースな』楽曲は少数派で、どちらかと言うと、バークリーで師事したパット・メセニーさんの影響を感じさせる大作志向、あるいはボーダレス志向が強く表れていたのですが、この"The Music Inside"から後は、より方向性が集約された『スムース』な(試聴曲のような)楽曲が数多く登場、作品のリリースを重ねるたびに洗練度も増し、シェイプアップされていきます。

温故知新。現在のチャック・ローブを知る、あるいは新生フォープレイを知るという意味では、その原点ともなりうる本作。この機会に触れてみてはいかがでしょうか?(…というマジメなレビューは久しぶりかもしれん)

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★★★★ 収録曲はコチラ ↓ ★★★★  

CHUCK LOEB
THE MUSIC INSIDE(1996)
 
1.  THE MUSIC INSIDE
2.  CRUZIN' SOUTH
3.  LA SIESTA
4.  EQUAL TIME
5.  BREATHE AGAIN
6.  STEFFI'S STRUT
7.  SHANGHAI
8.  BELLS
9.  NEVER TWO MUCH
10.MONT PELÉE




★★★★★★★★★★★★★★★

ご来訪ありがとうございました!
しかし…もしPJさんが「ウン」と言っていたら、
チャックさんではなかったかも…というハナシは封印。
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テーマ : SMOOTH JAZZ    ジャンル : 音楽

 

 



Comments
なるほど
確かにスムジャのネットラジオから流れてくる“Fourplay”のニューアルバム収録曲を聴いた限りでは、リー&ラリー時代よりもjazzっぽいエッセンスを色濃く感じました。

自分も早く“Chuck Loeb”さんをアルバム丸ごと堪能したいのですが、毎度おなじみの事情があって・・・(涙)

ヤセさんが新たな楽曲をupされるという事で楽しみにしてますが、「ヤマハに縁の深いフュージョンバンド」って?・・・“ヤマハブラザーズ(山本小鉄・星野勘太郎)”かな(爆)
\(☆_@;)☆\(`-´メ) ナンデヤネン
To kickさん
kickさん、おばんです!
いらっしゃいませ♪

ハイ。確かにジャズっぽくなりましたよね。
前任がラリーさんだったから、余計にその感が
強いのかもしれません。

サウンド的には、今までに無い都会的な印象を
持った楽曲が増えた気がします。
ボブ爺は、チャックさんが加入する事によって
従来のフォープレイ・サウンドが変化しても、
「全然構わない。むしろ歓迎」とインタビュー
で答えていますから、その“変化”が出現した
快作だと思います。

…つーか、小鉄っつぁんてw

ヤマハゆかりのフュージョンバンドとは、あの
星座の名前にちなんだバカテク4人組です。
解っていたつもりなんだけど、あまりの難しさ
に腹の皮がよじれそうです。劣化カバー確定!
ファンに罵声を浴びることになりそ~~~e-274
チャックローブさんってお読みするんでしょうか?

フィルのゴチョゴチョゴチョって弾くところがいいカンジに聞こえました。
おいくつくらいの方でしょうか??

あひる
To あひるさん
あひる師匠、いらっしゃいませ!
ようこそお越しくださいました♪

はい。『チャック・ローブ』さんですね。
55年生まれの55歳だそうです。

“フィルのゴチョゴチョゴチョ”…は、チャック
さんの得意技、というかトレードマーク(?)で
しょうか。
どちらかというとミドルテンポの楽曲を好んで書く
方なので、メインメロディの“静”の中で、あの
“ゴチョゴチョゴチョ”が出ると、“動”のアクセ
ントが付いて思わず引き付けられますね。
オーソドックスなスタイルの中で、都会的で意外性
溢れるギタープレイが光る魅力的なギタリストです。

拙ブログで何枚かのアルバムをレビューしているので、
宜しければご覧くださいませ。


 

 

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PROFILE

ヤセガエル

Author:ヤセガエル
神奈川県在住の一般市民(♂)。このブログで、音楽記事、音楽機材、星空や夜景の話題をお届けいたします。

音楽は、主にスムースジャズを中心にオススメCDのレビューを。音楽機材は、趣味のDTM・DAW、ベース、ギター、サックス等を取り上げています。
流星群情報も定期的にUPしていますので参考にしてくださいね!

 
 
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