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♪LEE RITENOUR / ON THE LINE♪

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【はじめの一歩。】  

それから約30年が経とうとしています。

美しい旋律。劇的な展開。演奏者達が主役と脇役を交互に演じながら、技を尽くし合い、相互に共鳴しながら創造される洗練された音楽世界。当時16歳だったヘビメタ少年にとって、それがどれほど甘美で崇高な世界に感じられたか。そして初めてその世界に触れた時の快い衝撃がいかに大きかったのか。この作品を聴く度に、私は再認識するのです。それからおよそ30年が経過した現在においてでも。

LEE RITENOUR(リー・リトナー)の "ON THE LINE"

それまで、『ヨコハマで2番目に過激なヘビメタ少年』と言われていた私の手首から、鋲付きのリストバンドを外させ、 肩まで伸びた半分紫色の髪を黒く短く整えさせ、さらに、某私鉄の駅前で毎日視線を絡ませていた相手を短ラン・ボンタンのヤンキー軍団から聖子ちゃんカットの女子高生へと方向転換させる『はじめの一歩』となったのが、まさにこの作品なのです。(『軟派の作法』:草加大介著:双葉社刊

いや、それはもう本当に新鮮な世界でした。その女子高生…ではない、リトナー・ワールドは。 耳にも“眩しい”という表現が不適切でないくらい。それ以降、私の部屋のレコード棚はヘビメタからフュージョンへと総入れ替えとなり、さらにそのまま30年後の現在へと続いているワケですから、『人生を変えた』一作であるとも言い換えることが出来るんですよね。



トラック⑤の"California Roll" です。

ネイザン・イースト(B) とハーヴィ・メイソン(Ds.) のリズム隊から始まるイントロダクション、POPで素敵でしょう?これにリーさんのギターが乗るワケですから、フォープレイの原点がこの時点で成立してますね。

当時の私は、スティーブ・ハリス(アイアン・メイデン)に憧れて、爆音でベースをかき鳴らしていたバンド少年。指弾きでビキビキ鳴らす奏法は知っていても、この曲に出てくるベースの音は全くもって異次元の世界。「・・・・『ちょっぱー』?なにソレ?」的なモンですよ。当時はYouTubeもDVDも、VHSのデッキでさえ当たり前ではない時代。その奏法を解明し、自分のものにすることは真に至難のワザだったのです。異次元のベースではありましたが必死に練習しましたね。聴きよう聴き真似で。

"Captain Fingers" ばりの緊張感を伝える高速ユニゾンが印象的なThe Rit Variations 。 リーさんの335 とアーニー・ワッツのサックスが優雅に掛け合うStarbright 。当時の最新鋭ギアであるシモンズドラムが疾走するOn The Line 。 デイヴ・グルーシンのクリアなアコースティック・ピアノと、リーさんのガットギターが奇跡的な融合を見せる(その後共同アルバム"Harlequin" へと継承される)ナンバーTush。泣きのギターソロが熱いHeavenly Bodies。トリッキーなリズムが 複雑なグルーヴを形成する Pedestrian 。青い海に臨んで聴き入りたい名曲Dolphin Dreamsまで全8曲。重金属にささくれ立った少年を夢中にさせ、耳コピのための引き籠りを誘発した珠玉の楽曲群。蘇りますねぇ・・・。(私事に終始してすんまそん)

otl01.jpg

当時のトピックとしては、 やはりこの作品が、 プレイヤーとエンジニアの力量を限界まで求められるダイレクト・カッティング(スタジオ・ライブ形式の一発録り)によってレコーディングされたこと。10人のプレイヤーが入れ替わりつつ演奏し、その信号をインプットするプラグ数は100本(!)にも及んだといいますから、いかに途方もないパワーがこの作品に注がれているのか、容易に想像することができますね。

ちなみにこのアルバムのベースのコピーは・・・全然できてません!(笑)
コピーしないで“楽しむ”ことに決めてますんで。そういうことで。
あなたの言い訳は通用しません iPhone4オリジナルケース(ブラック))  


★★★★★★★★★★★★★★★


LEE RITENOUR
/ ON THE LINE(1983)

1.THE RIT VARIATIONS
2.STARBRIGHT
3.ON THE LINE
4.TUSH 
5.CALIFORNIA ROLL
6.HEAVENLY BODIES
7.PEDESTRIAN
8.DORPHIN DREAMS




★★★★★★★★★★★★★★★

ご来訪ありがとうございました!
ちなみにヤンキー軍団への勝率は1割以下。
JKのナンパ成功率はさらに
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テーマ : JAZZ    ジャンル : 音楽

 

 



Comments
このリーさんの作品、
リアルタイムでなく後追いなのですが、
何回も聴きましたよ♪
確か、紹介されてる曲は御大デイブ・グルーシン様の曲だったように思います。
この頃のフュージョン、今聴いても最高ですね!
既に、フォープレイの原型がここにあったのですか~
もう一度、この頃のリーさん、聴き込んでみます!
ちなみに、今はジェフ・カシワさんの新作を聴いてます。♪
To クワガッタンさん
クワガッタンさん、こんばんは!
いらっしゃいませ♪

やはりご存じでしたね~。
クワガッタンさんと私は、音楽的にかなり接近した路線を
通ってきたように感じられるので、コメントをいただけて
嬉しく存じます。

私の場合、ヘビメタの前に、洋楽のPOPSとかソウル、AOR
を聴きこんでいた時代があって、リーさんへの入口はこの
作品の前の"RIT"とか"RIT2"だったんですね。
AORとして彼の音楽を聴いて、その後この作品で完全にKO
されてしまったと。そんなワケでして。

カシワさんの新作は予算の都合(悲)で未入手ですので、
クワガッタンさんのレビューを楽しみにしております。
またお気軽にお越しくださいませ♪
大好きです。
ヤセさん、こんにちは。

もう、私のど真ん中です。
Leeの長年にわたる膨大な作品の中でも、5本の指に入るお気に入りのアルバムです。
ジャズ寄りのものやAOR寄りのものなんかがありますが、この作品は彼の出発点である正統派のラインですねー。
私もこのCD持ってますが、オリジナルのLPレコードとは曲順が違っていて、違和感を憶えました。やっぱり、オリジナルの形でリリースしてもらいたいものです。

久々に聴きなおしてみます。
To Apolloさん
Apolloさん、こんばんは!
ようこそお越しくださいました!

ど真ん中ですか!私も同様でございます。

リーさんの『音』というと、初期はこのアルバムの335、
以降はL-5のイメージが強いです。どちらも好きですね。

私もApolloさんと同じく、この作品はアナログ盤を聴き
込んだせいか、CDにはかなりの違和感を感じます。
アナログ盤には無かったソロやフレーズもあって、それは
それで新鮮なんですけど、『後で編集した』となると話が
違ってきますよね。純粋な“ダイレクトレコーディング”
ではなくなってしまいますから。

動画のリンクの出典はアナログ盤だと思います。CDだと
やはりちょっと違います。最近は復刻版も出ていますが、
発売時期によって内容が違うのかもしれませんね。
素晴らしい
このアップしてある【CALIFORNIA ROLL】 はLP版のダイレクトカット仕様のものですね!!
かなり昔友人からそのLPを借りてカセットテープ録音したものをまだ持ってます。最近になって
CDを購入したのですが、聴いて驚いたのはLP版とフレーズが違うことに気づきました。LP版ダイレクトカット仕様がそのままCD化されたと思ってましたが別物でした。私はLPのフレーズが好きなのでCDを買って聴いたときはショックでした。ON THE LINEで検索してこちらのサイトに来てUP曲が聴けて感動しました。ありがとうございました!!
To クレオさん
クレオさん、はじめまして。
拙■BoneyFrog Blog■へお越しいただきまして
誠にありがとうございます。

そうなんです。
私もクレオさんと同様、「別モノだ!?」と違和感を
感じましたね。一発録音の意味が無いじゃん!と。

私の持っているCDは、CD化された最初の盤です。
その後にリメイクされたバージョンも存在するので、
そっちが原盤通りだと良いのですが。

ちなみに、ご紹介した動画は私がUPしたものでは
なく、どこかの誰かさんです。出典はLPかも?


 

 

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PROFILE

ヤセガエル

Author:ヤセガエル
神奈川県在住の一般市民(♂)。このブログで、音楽記事、音楽機材、星空や夜景の話題をお届けいたします。

音楽は、主にスムースジャズを中心にオススメCDのレビューを。音楽機材は、趣味のDTM・DAW、ベース、ギター、サックス等を取り上げています。
流星群情報も定期的にUPしていますので参考にしてくださいね!

 
 
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