
“耳がよく聞こえねえ~”病からの復活アゲです。皆様ご機嫌よう。
今回のエントリーは、前回の予告通り“福ワイヤー”の音源を晒し上げ。そして、楽器のレビューも併せてお届けします。
デモ演の元ネタは、リー・リトナーさんのナンバー
"Rio Funk"。画像の“福ワイヤー”ジャズベースをベキベキ弾きまくってみましたのでご笑納あれ。(

の再生ボタンを押そう!)
さて、その“福ワイヤー”。正式名称は、
"Squier Vintage Modified JAZZ BASS V"。フェンダー社の初心者向けブランド、スクワイヤーが制作している入門用の5弦ベースです。
えーっと、最初に結論言っちゃいますが、
最近の入門用ベースって何なん?? 材も、作りも、音も、演奏性も、ほとんど高級器と変わらないですわ。
オレらが初心者だった頃(30年前)に買わされたエントリーモデルとは次元が違います。

前モデルから受け継ぐソフトメイプルのボディー、黒・白・黒のピックガード。
この2014年モデルから採用されたオリンピックホワイトのボディカラーと、フェンダー・デザインド・ピックアップは、本家フェンダーの’70sジャズベースを範とした佇まいと、シングルコイル特有の味わい深いヴィンテージなトーンを出力します。

メイプルネックに取り付けされた、同じくメイプルの指板は、木目が美しく映えるポリウレタングロス・フィニッシュでキラキラ。黒のブロックインレイやバインディング加工が高級感と緊張感を演出しています。

5弦モデルのため若干ヘッドは重めですが、ペグもギアも本家と何ら変わらない仕様。テンションバーの効きも良く、5弦の鳴りも、ロングスケール(34インチ)にありがちなダルダル感は無く良好です。スゲーなスクワイヤー。

ネックのジョイントはボルト4点止め。このプレートとヘッドのロゴが
"Fender"になっていたら、フェンダー社のアメリカン・デラックス・モデルと間違えてもおかしくないぞ。

コントロール部はオーソドックスな2ボリューム・1トーン。クロームのノブは本家との差別化ですかね。プラスチック・ノブの質感がキライな方にはオススメ。

しかしホメてばかりというワケではありません。残念な箇所発見。
トラスロッドの穴を加工したら、ニスを塗る前に木屑を落とさないとダメでしょう。落とす前に塗っちゃったから木屑ごと固まっちゃってます。残念~。

「これはNGでしょう!」という箇所が一か所だけ。ブリッジの駒。
…あ~…つーか、駒の脚!
5個の駒には計10本の脚が付いていますが、その内半数が付属の6角レンチでは調整不能(脚側のサイズが合わないようです)。弦高調整は演奏性を最適化するためには必須の作業ですので、しっかりとサイズが合致するようにしてほしいですね。初心者は「ブリッジの駒の交換をしよう!」なんて思わないから。
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とはいえ、このベース。汎用性も考えれば『初めての一本』としては最強クラスかな。
ロック系には最適。ブルース、ジャズにも対応可。まさしくヴァーサタイルな一本です。
あ。ちなみにお値段は、市場標準価格で
39,800円! イイ時代になったなぁ・・・。
★★★★★★★★★★★★★★★
ご来訪ありがとうございました!
しかし、そのサンキュッパァでも
ワタクシ的には大出血!!
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テーマ : 楽器 ジャンル : 音楽