『近日中にお会いしましょう!』と書いておきながら、それから一ヶ月も放置していた大ウソツキのヤセですごきげんよう。
ハイ、本日は
ベース弦のおハナシ。
どのような弦であれ、テキトーに張っておけばそれなりに音は出るものの、コダワリだしたらなかなか着地点の見つからないのが弦。
ラウンドかフラットか。太めか細めか。材質、手触り、テンションの強弱、寿命、価格等々。そこにベース本体との相性も関わってくるのだから、プレイヤーにとっては非常に悩ましい問題でもありますね。
冒頭の画像はDR社の"FAT BEAMS"で、御大マーカス・ミラーのシグネチャー弦。ジャズベに張って、設定ドンシャリで弾けば、御大のようにクールな音が出るだろうと思いきや、実際に張ってみたら、自分の腕前がマーカス・ミラーではなく
マーカチュ・ミリャーである事を再認識せざるを得ない
情けない出音になった為、そっと外された高級弦です。
んで、その後。本題。
"FAT BEAMS"を外した後、様々な弦を試してみて、「コレは良いのでは?」と感じた弦のインプレッション、すなわち“弦プレ”を述べてみたいと思います。皆様のお役に立てれば幸甚。

D'addario(ダダリオ)社のEFX170-5SL。
材質はステンレス、形態はラウンドワウンドのスーパーロング。
太さは1弦から5弦まで、45・65・80・100・130。
パッケージの画像で判る通り、スラップでの出音を意識したモデルですね。

裏パケに躍る文字を要訳すると、『めっちゃブライトな音で、パンチもあって、スラップと指弾きに最適だぜ。さらに寿命も長いし、今までに無いソフトな手触りだぜ』みたいな。
コレを張った私のベースの形態は、メイプルトップ+マホガニーバック、ローズ指板、2ハムのアクティブ・ベースですが、歌い文句ほぼそのままの印象が、張ってから半年経過しても変わることなく継続しています。
音は非常に煌びやかで、指弾きでも“鈴が鳴るような”キレイな倍音が出ます。音の輪郭もハッキリしていてピッチが取りやすいですね。微妙にLowが足りない印象もありますが、EQを少々イジるだけで解消できます。
テンションはそれまでのダダリオのステンレス弦より低め。脱力スラッパー(マーカスさんとは逆のタイプのスラッパー)にとってはツボでしょう。ただし手触りは、ニッケル弦に慣れている人からは違和感があるかも。結構ザラつきを感じますね。

こちらも同じくステンレス弦。R.Cocco(リチャード・ココ)のRC4F。ラウンドワウンドのロングスケール。サイズは1弦から4弦まで、45・65・80・100。
いや、コレは…素晴らしいです。
張ったのはアルダーボディとローズ指板のアクティブ・ジャズベ。コレも装着後半年経過しましたが、張りたてのトーンがほぼそのまま継続しています。
音は明るく芯があって、さらに艶もある、と言うことナシ。手触りも、ラウンドのステンレス弦とは思えないほどのスムースさ。ニッケル弦から張り替えても違和感無いでしょう。
スラップのエッジーな出音、指弾きのディープなトーン、ピック弾きのワイルドなサウンド、全て高いレベルで安定しています。多くのプレイヤーが絶賛するのも納得。
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そんなワケで誠に簡略ながら、二品の弦プレいかがだったでしょうか。
あとは、その、価格がね。もうちょっとね。
安ければ良いのだけれど。
音屋さん、しくよろw ★★★★★★★★★★
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テーマ : 楽器 ジャンル : 音楽